予防接種では、特定の感染症の原因となるウイルスや細菌の病原性を極限まで弱め、無力化させたワクチンを接種します。これにより、その感染症が発症しにくくなる、あるいは発症しても重症化するリスクを減らすことができます。当院での接種を希望される方は、事前にホームページまたはお電話にてご予約のうえ、受診してください。
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※そのほかの予防接種についても対応できることがありますので、まずはお気軽にご相談ください。
インフルエンザは、特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方が感染すると、重篤化して生命にかかわる可能性もありますので、予防接種を受けるようにしましょう。なお、インフルエンザワクチンの持続有効期間は約5ヵ月であり、接種から効力を発揮するまで約2週間かかります。流行のピークを迎える前にワクチン接種を終えるようにしてください。
新型コロナウイルスワクチンの接種も今年から65歳以上のかたは助成が受けられます。ワクチン接種から2週間程度で効果が得られ、5か月程度持続するとされています。インフルエンザワクチンと同日に接種することも可能です。
帯状疱疹は、発症すると左右どちらか片側の神経支配領域に沿って、ピリピリ、ズキズキする神経痛が起こり、その部分に水泡が現れます。この痛みは長く継続することもあります(帯状疱疹後神経痛)。帯状疱疹の発症は50歳以上に多く、80歳までに約3人に1人が経験すると推定されています。よって、50歳以上の方や、周囲に妊婦さんがいる方にお勧めしています。①ビケン(生ワクチンで計1回、予防効果50%ほどで5年効果持続。免疫不全状態のかたやステロイドなどのお薬を内服中のかたは接種できません)②シングリックス(不活化ワクチンで計2回、予防効果90%以上で10年効果持続)の2種類があるので、接種の際にどちらか選択する必要があります。また武蔵野市では50歳以上の方に、帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用の一部を助成しています。詳しくはお気軽に当院にご相談ください。
肺炎の原因は様々ですが、その中でも特に多いのが肺炎球菌によるケースです。高齢の方や基礎疾患のある方の場合、肺炎が悪化して危険な状態に陥ることも多いので、適切な時期に肺炎球菌ワクチンの接種をお勧めします。65歳以上の高齢者や免疫が低下している方にお勧めしています。
武蔵野市の方は、65歳以上でニューモバックス初回に限り、市の助成制度がありますのでご確認ください。また、ニューモバックスの効果持続は5年程度とされており、接種から5年以上経過したら再度の任意接種を行うことが推奨されています。接種を検討されている方はお気軽にご相談ください。